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不定期blogです。移行しました!

時の流れ

遅れましたが、あけましておめでとうございます。

今年も変わらずここにつらつらと、書いていくのでみてくれたら嬉しいです。

新年1発目は、時の流れについて。

人って、動物や自然、他のものに比べてずっと、時間に縛られた生き物だと思う。
同じ生き物でも1年や1日、それぞれの国の暦を区切って生きているのは人間だけ。
時間に縛られるというか、「時間」という概念を生み出したのが人間だから意識して当たり前なのかも。
それが生きていく上で道筋になってきたから。

だけど時間に縛られると同時に、変わりゆくものに意味を与えられるようになった。
季節の変化も、人の年齢もそう。
ひと続きの時の流れを区切ることで、
人は新年を新しい気持ちで迎えることが出来る。
時は、ずっと変わらずに続いているのに。

時代の流れもそう。
これには文化や経済的なことがとても強く影響していて、
その時代を生きる人々の価値観や生き方さえ左右する。
しかも、ある時代の真っ只中にいる間はなかなかその時代の特徴を客観視しにくい面がある。
ある1つの時代が過去になってみて初めて、あの時代はこうだった、と語ることが出来るし、
ある程度予想は出来るとしても、次にどんな時代の流れになるのかもその時になってみないとわからない。
裏を返せば、その時代を実際に生きてみないことには実感を得られない。
まあ当然のことなんだけど。笑

感情も、同じ。
幸せも悲しみも怒りも、ずっと続くことはない。
悲しいことがあったとして、まさにその中にいる時にはもう耐えられない、逃げ出したいと思う。
だけど時間が経ってしまえば、だんだんと薄れ、忘れていく。
終わってしまえば、あんなときもあったなって、案外ケロッとしてるもの。笑
そう感じられたら、それはもうその悲しみから抜け出した証。

中にいれば外側は見えないし、
外にいれば内側は見えない。
時間は不可逆的、進んでいくのみだから、
尚更のこと。
流れを掴んでそこに上手く乗るのは難しいけど、
せめて味わいながら、愛せるように
過ごして生きたい。

11.Jan.2018