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不定期blogです。移行しました!

似て非なるもの

批判と不平不満

優しさと甘え
気遣いと気を使うこと
自尊心と自惚れ、過信

私たちは日常の中で、
こういう似て非なるものを混同してしまっていることが多い。
似ているけど本当は全くの別物なのに、
うまく線引きが出来なくなっている。
似ているからこそ、その線引きが重要。

同じような例はまだまだいっぱいあるだろうけど、最初に挙げたうちの前者には全て一種の責任と覚悟のようなものが伴う。
簡単には出来ないものばかりで、深さや奥行きがある。
だけどそのどれもが人生の中で触れていくもので、その全てが重要なポイントになる。
一方後者は似ているようで違う。
無責任だし自分本位。浅くて、薄い。

その線引きはすごく難しい。
どこまでが前者でどこからが後者か、
場合によってはグラデーションになってることもある。
でも別の言葉でそれぞれ名前がついてるくらいだから、そこにはやっぱり差があって、別物であることには変わりない。
その差は、人それぞれかもしれないし、その時々で変わるかもしれない。
だから、難しい。

しかも、前者のつもりでも気をつけていないとすぐ後者に偏りやすい。
全てを間違うことなく完璧に、なんて無理だけど、ひとつひとつを丁寧に選ぶことなら出来る。
間違ってしまった場合でも、その間違いがどこで起きてしまったのか、冷静になってから深掘りすれば間違いだけで終わらないで済む。
わがままな選択になりやすいなってことをわかっておくだけでも、全然違う。
ただ、丁寧になりすぎることは自己犠牲になってしまう。
丁寧と自己犠牲も、別物。
これも"自覚"する上でとても大切なこと。

まず自覚することが線引きの始まりかも。
自覚が積み重なって深みになる。
取るに足らないこと、普段意識もしないことを、あえて考える。
それが本質を掴む一番の方法かもしれない。

10.Nov.17